大官大寺金堂跡
大官大寺 史跡 明日香村小山
平城京の大安寺の前身である。高市大寺(たかいちだいじ)ともよばれ、天武末年(682年ごろ)には、ある程度形を整えていたらしいが、造営は8世紀の初めまで続いた。藤原宮の時代には官寺の主位に置かれており、九重塔をもつ飛鳥最大の寺院であった。平城遷都の直後(711年、和銅4)に焼失した。
いま塔と金堂の基壇が残っている。発掘調査によって、金堂・塔・中門・回廊などが明らかになり、隅木の飾金具や風鐸の吊金具などがみいだされた。
金堂跡からみつかった
隅木金具の文様(復元)
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