板葺宮伝承地の堀立柱
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宮柱太敷きいまし---万葉集では、宮の立派なようすをこう歌っている。宮の建物の多くは、太い柱の根元を地中に据える「掘立柱」式であった。礎石の上に柱を立てる中国風の建物は、藤原宮・平城京においても、その一部に用いられたにすぎない。宮の柱の用材は、万葉集の「藤原宮の役民の作る歌」にもあるように、近江(滋賀県)などの山々から切り出されて、筏に組んではるばると運ばれてきたのである。
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