建通寺 明日香村 豊浦
603年(推古天皇11年)、推古天皇が豊浦宮から小墾田宮に移った時、蘇我馬子が豊浦宮を譲り受けて、寺としたのがこの寺のはじまりという。
当時は、尼寺であった。馬子の父稲目の向原寺もこの一かくにあった伝える。また、馬子が585年(敏達天皇14年)に建てたという大野丘の北の塔もこの付近にあったらしい。現在の豊浦の集落一帯に堂塔の跡が確かめられており、634年(舒明天皇6年)に建てられたこの寺の塔心礎が残っている。
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