野焼きとは 

野焼きとは、粘土で作った物をたき火で焼く、最も原始的なやきものづくりの方法です。その歴史は古く、日本では一万年以上も前に作られた土器が見つかっています。また、現在でも世界の地域によっては、この方法で生活雑器を作っているところもあります。


 
野焼きの手順

 1.よく乾燥させた作品を一カ所に集める。

 2.周囲に薪を置き、とお火でよくあぶる。

 3.火の輪をだんだんせばめて温度を上げていく。

 4.少しづつ薪をかぶせ、火を強める。

 5.わらや灰をかぶせ作品をおおう。

 6.温度が下がったら取り出す。

 

野焼き大会 

造形工房垰では、ものを作る「時」を共有できる貴重な体験の場として、1981年夏に奈良県桜井市の山田寺跡で初めて野焼きを行いました。

 

飛鳥資料館(1997〜2003)野焼き大会き

その後、一般参加型のイベントとして万博会場跡広場や各地の公園等で野焼き大会を開催してきましたが、1997年から2003年までは飛鳥資料館中庭に場所を移して活動しました。

25人ほどの仲間と始めた野焼きが、多いときで約200人の方々に集まっていただくイベントになりました。

飛鳥資料館(1997〜2003)での野焼きの様子  

 


 

2016年より復活/土器ドキ お火焚き・野焼き大会

 

2016年11月に、奈良県橿原市の畝尾坐健埴安神社(祭神は土の神様ハニヤス)の隣地で、「土器ドキ お火焚き・野焼き大会」として、2018年まで3回開催しました。

 

土器ドキ お火焚き・野焼き大会の様子

 


 
令和元年より天香山埴焼奉製会

令和元年(2019年)より同地で神武天皇由来の天香山埴採神事を再現する行事がはじまり、造形工房垰はこれを共催し、「土器ドキお火焚き・野焼き大会」は一般の参加者の作品と共に奉納の平瓮を焼成する、天香山埴焼奉製会/祭器焼成神事に移行いたしました。

 

祭器焼成神事では、古事記や日本書紀で神武天皇がつくらせたと云われる祭器と同様に、埴採神事で採取した香具山の埴土で平瓮をつくり、昔ながらの野焼きで焼成し、神武天皇が祀られた橿原神宮に奉納させていただいていきましたが、残念ながら令和6年から、天香山埴焼奉製会では一般参加の作陶会はなくなり、奉納の平瓮のみを焼成することになりました。

 

天香山埴焼奉製会(令和5年までの行事日程)

 


 

令和6年より土器づくりの会(仮称)へ

 そこで、令和6年から造形工房垰では、一般の方を対象に「土器づくりの会(仮称)」として、独立した野焼き大会を再開することにいたしました。新たな取り組みとして、LINEアカウントでメンバー登録をしていただき、スケジュール等の迅速な配信と情報共有を目指しています。

参加受付は、ご登録後に募集要項を配信し、その後に行います。ご不明な点は、メールでお問い合わせください。

 

土器づくりの会(仮称)のご案内  

 

 

 

   

 

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