シソ科とそれに似た花のページです。
シソ科の植物でなくても、イメージが似ていれば「シソ」グループに入れています。
シソ科で本当に赤い花というのは、案外少ないのです。
でも、赤紫や藤色がかったピンク、というのは結構あります。
チェリーセージ
シソ科サルビア属
2003.5 生駒市
紅花サルビア
シソ科サルビア属
2004.9 生駒市
サルビア(緋衣草)
シソ科サルビア属
2004.9 生駒市
クリーピングタイム
シソ科イブキジャコウソウ属
2004.8 生駒市
パイナップルセージ
シソ科サルビア属
2004.9 明日香村
メキシコ原産のハーブです。セージの仲間ですが、主に観賞用です。
フルーツの香りがあるので、ドライフラワーにしたり押し花にしたり...。
パイナップルセージと似ていますが、花の下唇(シソ科の花などの、花びらの下向きのを言います)が大きく、垂れ下がっているのがチェリーセージ、
花全体が細長いのがパイナップルセージです。
北アメリカ南部からメキシコにかけてが原産地で、明治初期に観賞用として輸入されたもの。
牧野植物図鑑には、「今はあまり見られない」とあります。
そういえば、よく見かけるサルビアとは違う...。
2本の雄しべが長く飛び出しているのが特徴です。
葉っぱも、普通のサルビアより色が薄く、ミントの葉のようにやわらかい毛が生えています。
これが普通に栽培されているサルビア。
ブラジル原産で、原産地では小低木...つまり「木」ですが、日本では冬が越せないので、1年草として栽培されています。
「緋衣草」は牧野図鑑に載っていた名前です。
サルビアは学名が「Salvia 属」であることから、付いた名ですが、属名ですから、沢山のサルビアがあるわけで...ネコ的には「緋衣草」って、素敵だと思います。
今では、の園芸種も出てきているので、実情にはあいませんが。
ヨーロッパ原産で、地面を這うようによく繁殖します。
ネコのハーブガーデンの半分くらいは、あっという間に覆い尽くされて、時々処分の対象になっています。
暖地では花芽が付くと立ち上がった姿になる...ということですが、確かに立ち上がるので、原産地より生駒は暖かいのでしょうね。
料理の香り付けには欠かせないハーブで、乾燥して粉末状にしたものが売られています。
花の色はチェリーセージに似ていますが、花の形はずっと細長く、草丈も1m〜1.5mと大きいです。
葉にパイナップルに似た香りがあり、花や葉を料理の香り付けや、ハーブティー、ポプリとして使います。
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)
シソ科イブキジャコウソウ属
2004.8 蓼科・坪庭
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)
シソ科イブキジャコウソウ属
2003.6 大和郡山市・薬園八幡神社
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
シソ科オドリコソウ属
2003.3 奈良県・香具山
キツネノマゴ
キツネノマゴ科キツネノマゴ属
2003.8 生駒市高山
イヌコウジュ
シソ科イヌコウジュ属
2003.9 奈良県・信貴山
伊吹山に多く、良い香りがあるので伊吹麝香草だそうですが...香りは気付きませんでした。
分類上は小型低木ということで、地面を這うように広がる「木」だそうですが、草みたいに見えますね。
ピンク色の小さな花ということですが、写真では薄紫に見えます。
薬用・香料として利用され、山野草として栽培もされています。
イブキジャコウソウの栽培されているものです。
薬園八幡神社ですから、薬草として栽培しているのだと思います。
道ばたで早春から可愛い花をつけている、お馴染みの草ですが、ヨーロッパから小アジアが原産の帰化植物です。
在来種の「オドリコソウ」より小さいので、「姫」が付いているということですが、在来種はまだ見たことがないのです。
こちらの方が強いのでしょうか?
東アジアから南アジアに広く分布する1年草で、日本では北海道以外なら何処にでも見られるものです。
花が子狐の顔に似ているから、とも言われますが、名前の由来ははっきりしていません。
これはピンク色ですが、白花のものもあります。
山野の路傍に広く分布する1年草です。
和名の由来は、相も変わらず、「コウジュ」という薬用植物ほど役に立たないから、「犬」を付けたとか、「ナギナガコウジュ」ほど花が美しくなくて目立たないから「犬」と付けたからとか、犬に対して失礼な命名であるようです。
ヒメジソというよく似た植物がありますが、こちらの方が葉っぱが細長くなるので区別できます。
ムラサキケマン(紫華鬘)
ケシ科キケマン属
2004.4 奈良県・談山神社
オレガノ・アマラスク
シソ科
2003.6 生駒市
オレガノ・ヘレンハウゼン
シソ科
2004.8 蓼科・バラクライングリッシュガーデン
ホトケノザ(仏座)(サンガイグサ)
シソ科オドリコソウ属
2004.2 生駒市
ラミウム・マクラツム
シソ科
2004.5 浜名湖花博
各地の路傍、林縁など半日陰の場所や、湿ったところに生育する1年草です。
紫色のケマンソウという意味ですが、ケマンソウとは別属で、花は似ていないように思います。
ギリシャからオリエントに分布するもので、花オレガノと呼ばれ、観賞用やドライフラワー、ポプリに使われます。
鱗状のヒラヒラは、苞葉で、花はその内側に、シソ科らしい形のが入っています。
同じオレガノでも、これはオリガヌム類と呼ばれる耐寒性の丈夫な仲間です。
ヘレンハウゼンは、中でも花が美しく、観賞用にも植えられます。
イタリア料理に使われるオレガノは、この仲間の「グリークオレガノ」という種類です。
在来種ですが日本だけでなく、東アジアからヨーロッパ、北アフリカまで広く分布する植物。
これも早春の路端によく見られます。
上の方の葉が、茎を抱くようについて、そこに輪状に花が咲くと、まるで仏様が台座に座っているように見えるから「仏座」で、三階草は、葉が段々になるから。
ラミウム・マクラツムは学名をそのまま付けています。オドリコソウの仲間です。
葉の色が黄色いもので、品種名が「キャノンズ・ゴールド」
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