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日本庭園などでは、水を竹の筒に蓄え、その重みでバランスを崩し、音を生じる「ししおどし」をみることがあります。
勝手にシロフォンは、ししおどしと同様の、水を蓄える竹筒に相当する部品が沢山付いていて、それぞれ異なる音階の金属パイプをランダムに打って、音を奏でる装置です。
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河川、湖沼、海洋をはじめ、世界中の水という水は太陽に暖められて水蒸気になり、気流に乗って地球を駆けめぐった後、雨となって私たちの頭上に落ちてきます。
そこでこの装置は、集めた雨水の力で6個の円錐を作動させた後、反射板が取り付けられた黒塗りパイプへと水を導きます。ここで蓄えられた雨水は、後日晴れた日に太陽熱で強制的に加熱され、再び水蒸気となって全世界に還っていくことができる画期的な装置です。
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少し傾斜のついた回転台の上に、シルクを張った木枠がセットしてあります。
風力で回転台が回り始めると中に入れられた多数のBB弾が木枠にそって移動をはじめます。風の強いときは大きく、弱いときは小さく、シルクスクリーンの上をBB弾が転がる音はまさに波の音そのものです。
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曲げたチューブの中に水が入っていて、その先に笛がついています。ドラムに任意にピンを差し込み回転させると、ピンが引っかかって笛のユニットが揺れ、水面が上下し空気を押して笛を鳴らします。
ピンは自由に差し替えできますので、簡単に自分だけのオリジナルメロディを作ることができます。
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この装置の下部の雨を集める大理石の板の上に、加工しようとする物体をセットします。
やがて雨の日、板の上に降った雨はタンクに集められ、風が吹けばその力によって装置の上部へと導かれます。そして一滴一滴雫となって物体の上に落ちていきます。長い年月の後、この雫は一体どんな跡を残すのか楽しみです。
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曲げたチューブの中に水が入っていて、その両端に笛がついたユニットを、小さな風車が絶えず揺らしています。そうすることによって、笛の長さが変わり、そこへ大きな風車の力で空気を送ると、そのつど音程の違う笛の音がします。
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通常私たちは二つの目を使ってものを見ています。対象を二つの角度から捉え、重ねてみることで立体感や奥行きをとらえています。
見たままを絵にする事のできるこの装置は、片目でモチーフを、もう一方の目で画面と筆を持った手を見るようになっています。使用者の頭の中で、二つは重なり、モチーフを筆でなぞるだけで絵を描くことができます。
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通常自画像といえば、鏡を見ながら描くので視線は正面を見つめたまま、しかも他人から見れば左右反対になってしまいますので、作者以外にはどこか違和感を与えるものでした。
このオデッサンマシーン
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は、鏡に映した自分の顔をもう一度ハーフミラー越しにセットされた画面に重なって見える自分の顔を筆でなぞるだけで他人が見ているのと同じ向きの自画像・・・自分の肖像画が描けます。
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この装置は、数ある操作手順をひとつづつ正確に守ることによって、最後に直接感動を受け取っていただく装置です。その操作は両手と顎を使うため、このような姿勢になります。
なお、この装置によって得られた感動はぜったいに秘密です。
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この写真はまだプロトタイプのものです。機能としては、ひとつひとつのユニットが、それぞれ風見鶏のように、風上に向くようになっていて、ある程度風力があがると下の写真のように羽を広げます。
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