春です!N公園に観光客がぎょーさんやって来る季節です。
地元の人、附近に通勤通学している人、しょっちゅうN公園に来る人なんぞはよく御存じでしょうが、鹿と云う生き物は結構ずる賢いのです。
まず、売り物の鹿煎餅には手(口?)を出したりしません。関西の某エブリディと言う番組でやっていたのですが、あれは売り子のおばちゃんが着ている白衣で見分けるそうです。白衣を着ていると鹿に狙われる事はないようです。逆に、白衣を脱ぐとおばちゃんでも狙われるそうです。
そして、仔鹿を囮に使って、観光客に鹿煎餅を買わせ、大人達(しかも雄が多い気がする)がわらわらと食べに行く…、なんて作戦をたてたりしています。観光客が中心にいる鹿達で作られた放射線状の固まりが、N公園の此処彼処によく出来ています。
観光客の「ひぇ〜!」「うぎゃぁぁ〜!」と言う絶叫を聞き、鹿の放射線を見ると、
「あぁ、観光シーズンねぇ。」
と、しみじみ感慨に耽ったりします。
皆さんも鹿に襲われに、あるいは、襲われている人を見にN公園に出掛けてみませんか。
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初出;2002年5月7日
裏話 |
作者の意図としては、県民は県内の有名な仏像やなんかで表現しています。他府県民や、観光客はその他の表現になっています。1回目は、最も奈良らしい仏像―大仏―と、私が一番好きな仏像―阿修羅―を出しました。阿修羅は現在最多の3回登場していますが、コマ数は3コマと少ないです。コマ数で云うなら乾闥婆7コマが最多です。(02/7/31現在)
書店サイトの方は現在、ASK村編を連載中です。よかったら、そちらの方も覗いてみて下さい。他にも、本の紹介などをやっております。(02/7/31現在)