夏見廃寺は大伯皇女ゆかりの寺と言われています。 醍醐寺本薬師寺縁起に 「大来皇女、最初斎宮なり、神亀2年(725)を以て 浄(御)原天皇のおんために 昌福寺を建立したまう。夏身と字す。もと伊賀国名張郡に在り」 とあります。この昌福寺が夏見廃寺と考えられています。 ただし大伯皇女は701年に亡くなっており、 725年には死後24年経っていることになります。 真相はともあれ、実際に行った夏見廃寺は、とても静かな所で、 初代斎宮大伯皇女が過ごしていたのを思わせるような雰囲気でした。 磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君がありといはなくに という歌碑と共に馬酔木の花が植えられていたのも印象的でした♪ |