あづい。
でもちょうどいい。
本当のところ、冷房かけて電気毛布にくるみたい。
冬にこたつでアイス食べたいみたいな贅沢をしたくなるけど、もう若くないのでやんない。
良くしてくれていた職場のおじさんが死に、葬式の手伝いをしてきた。
カッコいい死に方。
山で心臓発作で死ぬ。
山好きなおじさんだったのだ。去年は槍ヶ岳あたりを縦走してきてその写真を見せてもらった。
あたしも山好きで山小屋勤務したこともあると言っていたので、こんど一緒に行こうと話していたのだった。
登山道にザックと水筒と帽子を残して、ちょっと転落。
たぶん心臓発作だろう、と。
60すぎの早すぎる死で、んもう！とむかついたけど、ちょっとうらやましくも思う。
好きな場所で死ねるなんて！！
でもとってもいい人だったので、すごくショックだった。
第一報をもらったとき、ショックでびっくりして、それは電車の中だったんだけど、すぐガクっと寝てしまった。
すごく不思議。
それでケータイをどっかに落としてきてしまった。
そういえば何年か前に、手術を受けてみごと生還したのだった、そのおじさんは。
でも最近また、調子が悪くなってきたようだった。みんな最近痩せたよねって云ってた。
調子わるいんじゃないの？って。
でも大丈夫、山行くって言ってたらしい。
ある人いわく「むしろ自分の限界に挑戦し自己を再確認しようとする前向きの行動だったと思う」
これは、死んだおじさんと同年代の人が言ったことだけど、なんか山好きっぽいというところと、年齢問題を加算してそういう考えになるということもあるんだろうなあ、と思った。
あたしにはまだそれがわからない。
そういう感情になることの、想像すらつかなかった。
それと雑感だけれども、人生の中で案外辛かった時期前後に関わっていた人であったということもあり、すごく大事な人であったことも確かだ。
出発まであとちょっと。
それにしても準備がめんどくさくて、できにゃ〜い！
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