私の明日香ファイル
〜明日香の見どころ、歩きどころ〜



  File No. 025 蘇我入鹿首塚 そがのいるかくびづか

 明日香村飛鳥

乙巳の変(大化改新)の時、切られた蘇我入鹿の首がここまで飛んできたと言われる。
大した跳躍力。板蓋宮跡からここまで、直線距離でゆうに600mはある。(わざわざ測るなよ・・・。)
また、切られた入鹿の首が鎌足を追いかけて来るので、その供養のために五輪塔が建てられたと言う。ちなみに鎌足は多武峰まで逃げたと言う。あれ?鎌足と中大兄はすぐに飛鳥寺に陣を張ったのではなかったか?
まあいい、伝説である。
いずれにせよ、ここ明日香では、蘇我氏は必ずしも悪者ではない。乙巳の変においての敗者ではある。しかしそれをすぐに悪と決め付けてはいけない。善と悪は、それぞれの内にあり、時としてそれは入れ替わるのだから。
日本全国が「●売●人軍」のファンではないのと同じ。
・・・違うか?

 飛鳥寺西門よりすぐ

 


・花崗岩製。高さ149cm。水輪(塔身)は上下逆となっている。いつのことか、転倒した際に間違えたものと思われる。
・時代は南北朝ごろと考えられる。