私の明日香ファイル
〜明日香の見どころ、歩きどころ〜

File No. 002 岩屋山古墳 いわややまこふん  (史跡)
 
 明日香村越

住宅地の中、石段を登ると非常にきっちりした形に組上げられた玄室への入口がまず目に飛び込んでくる。
中には自由に入ることができるが、もちろん照明はない。懐中電灯が必要。
精巧に仕上げられ、研磨された切石が積まれており、石と石の間には漆喰が残っているという。
もしかしたら、ここにも高松塚やキトラ古墳と同じように艶やかな壁画が描かれていたと想像するのも悪くないだろう。
 近鉄飛鳥駅から徒歩5分



 
・7世紀
・三段築造の方形墳。横穴式石室は南に開口する。
・石室内は研磨された花崗岩質片麻岩。
・天井は一枚岩。側壁は下段三枚、上段二枚。奥壁は二段。上部はやや内側に傾斜。
・被葬者は巨勢雄柄、吉備姫王、斉明天皇などの説があるが不明。