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ヤマフジ(ノフジ)
マメ科フジ属
2003.4 生駒市 |
ミヤギノハギ(ナツハギ)
マメ科ハギ属
2002.5 奈良県・薬師寺 |
ヤマハギ(山萩、ハギ)
マメ科ハギ属 2007.9 石舞台 |
マルバハギ(円葉萩)
マメ科ハギ属
2003.10 奈良県・十三峠 |
メドハギ(目処萩)
マメ科ハギ属
2003.9 奈良県・信貴山 |
主に岐阜県以西の本州、四国、九州に分布する蔓性の落葉木です。
林縁や明るい林の中に多く、名前は「山藤」なのですが、「フジ」よりも低地に生育します。
茎は左巻きというのが「フジ(ノダフジ)」との違いですが、「フジ」の方は、庭園や公園に植えられる時、ヤマフジを台木として接ぎ木したものを用いることが多いため、根本は左巻きで上の方は右巻きというものも見られます。 |
東北地方で自生のものがあると言われるが、多くは園芸植物として庭園などに植えられている落葉低木です。
萩は秋の花とされていますが、この種は夏の間から花をつけるので、ナツハギ(夏萩)と言われています。「ミヤギノハギ」の方は、仙台市付近の宮城野から出たので「宮城野萩」という説と、花が美しいので、美称として「宮城野」とつけただけだという説とがあります。 |
北海道から九州に分布し、日の当たる山野に生育する落葉低木です。一般にハギと言うとこの種のことです。
山に生える萩だから、山萩です。
ハギは「ハエキ(生え木)」の転じたもので、古い株から新芽を出す事に由来するという説と、枝で箒を作ったので、「掃き」からきたという説があります。
花は7〜9月に咲き、万葉集に最も多く読まれている花の「ハギ」はこの種だと言われています。 |
本州、四国、九州に分布し、日の当たる山野に生育する落葉低木です。
ヤマハギによく似ていますが、葉っぱはもっと丸く、先がくぼんでいるのが特徴です。また花の付き方も、ヤマハギのように長い房にならず、ズングリしています。 |
日本各地のススキ草原や河原などに生育する多年草です。
茎を占いの筮(めどぎ)に用いたことから付いた名前ですが、現在では筮竹(ぜいちく)と言って、竹で作られたものが使われるようになっています。
8〜10月に白で紫の稜線の入った花をつけます。
最近では道路斜面の緑化に用いられるようになり、写真のものもそれです。
葉や茎に利尿作用があるとも言われます。 |
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ナンテンハギ(南天萩、フタバハギ)
マメ科ソラマメ属
2004.8 霧ヶ峰 |
クサフジ
マメ科ソラマメ属
2004.4 大和郡山市 |
コマツナギ
マメ科コマツナギ属
2003.8 生駒市 |
クズ(葛)
マメ科クズ属
2003.8 生駒市 |
ヌスビトハギ
マメ科ヌスビトハギ属
2003.9 生駒市 |
草原や林道脇などに多く生える多年草です。
「ハギ」という名前が付いていますが、これは外見がハギに似ているからで、「南天」は葉っぱが南天(メギ科)ににているからです。
岐阜県などでは、若芽を「アズキナ」と呼んで食用にするそうです。若芽は山菜御飯や和え物に、花は天ぷらになるそうです。 |
北半球の温帯から暖帯に広く分布するそうで、日本中のあちこち、河川敷や
土手、草原、林縁などの比較的開けた日当たりの良いところに見られます。
他の植物に絡みつく蔓性で、草に咲く藤で「クサフジ」ですが、木の藤と違って、
花房は垂れ下がるのではなく、立ち上がるように咲きます。
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本州、四国、九州に分布し、路傍や河原などに生育する落葉小低木ですが、ほとんど草のように見えます。
根が土中に深く入ってなかなか抜けず、馬を繋ぐことも出来るくらいだということから付いた名前とも、茎が丈夫で馬を繋ぐことさえ出来るという意味だとも言われています。
小葉が4〜5対ある複葉という形の葉の付け根から3cmほどの花柄を出して、夏から秋にかけて紅紫の花が咲きます。 |
東アジア、東南アジアに広く分布し、日本でも原野、空き地の至る所に見られます。
生命力が強く、蔓性なので樹木に覆い被さって生育に害を与えると、問題になったりしますが、秋の七草として、花の姿は美しいです。
また、その根は葛粉や、漢方の「葛根(かっこん)」として利用されます。
上質の葛粉の産地、奈良県吉野郡の国栖(くず)に由来する名前という説もありますが、はっきりしないようです。 |
日本各地に分布し、山野、路傍に非常に良く繁殖する多年草です。花は可愛いのですが、種と地下茎の両方で増えるので、街路樹の周辺などで育つと除去は困難です。果実が衣服などに良く付くので犬の散歩の時など要注意です。
名前の由来は、盗人が足音がしないように足の裏の外側を使って歩く、その足跡に果実の形が似ているからだそうです。果実が衣服についてくるからかと思っていましたが、違うようです。 |
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カラスノエンドウ(烏野豌豆)(ヤハズエンドウ)
マメ科ソラマメ属
2003.4 奈良県・葛城古道 |
カスマグサ
マメ科ソラマメ属
2004.4 生駒市 |
スズメノエンドウ(雀野豌豆)
マメ科ソラマメ属
2004.4 生駒市 |
ムラサキツメクサ(アカツメクサ)
マメ科マメ科シャジクソウ属
2003.5 奈良市・秋篠川 |
ハナズホウ(花蘇芳)(ハナズオウ)
マメ科ハナズオウ属
2004.4 生駒市 |
矢筈豌豆とも言います。小葉の先のくぼみを、矢の頭の弓につがえるくぼみ:矢筈に例えたもの。
このくぼみがあるのが、右の2つとの違いです。
また、花にも柄はありません。
烏野豌豆は、雀野豌豆にくらべておおきいからとも、実が真っ黒に熟すからとも言われています。
実は熟すと爆ぜて、パチパチとかなり大きな音がします。 |
スズメノエンドウに似ていますが、少し大型で、葉が違います。
こういうふうに小さい葉が集まって付くのを、「羽状複葉」というのですが、その付き方が違うのです。
カスマグサは、一つの複葉に5,6対の葉しか付きません。
花は長い柄の先に1、2個付きます。
カラスとスズメの間の形だから、「カス間草」だそうです。
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6〜8対の小葉を持つ羽状複葉と、一つの長い花柄に3〜4個の花を付けるのが特徴の、極小さな豆の花です。
烏野豌豆に比べて小型だから、雀野豌豆です。
マクロ写真は、P.SAPHIREさんに、撮って頂いたものです。 |
明治時代に牧草として導入された、ヨーロッパ原産の多年草で、現在では各地の路傍、空き地に野生化しています。
白い花のシロツメクサに対して、赤紫色の花が咲くので、アカツメクサとかムラサキツメクサと呼ばれています。
丸いのは、赤紫の小さい豆の花がかたまって咲いているので、1個の花ではありません。 |
中国原産で野生のものはかなり大きな木らしいですが、日本のは栽培品種なのであまり大きくなりません。
花の色が、蘇芳で染めたような色なので、付いた名だそうです。 |