房、猫や虎のしっぽに例えられるような形、あるいは丸く固まって咲くものなどです。
シソ科のものにこのような咲き方が多いのですが、前の基準で3くらいの大きさのあるシソ科のものは、
7の所に入れてあります。
同様に、釣り鐘型の花で房状に咲くものは、9の所にあります。
また、豆の花も房状になるものが多いのですが、8に分けました。
かなり沢山あるので...まずは木に咲く花からです。
アメリカノリノキ
ユキノシタ科
2004.8 蓼科・バラクライングリッシュガーデン
カシワバアジサイ
ユキノシタ科
2002.6 生駒市
ヤマアジサイ(サワアジサイ、コガク)
ユキノシタ科アジサイ属
2003.6 大阪・石切
ノリウツギ
ユキノシタ科アジサイ属
2003.8 比叡山
ケイカ(瓊花)
スイカズラ科?
2003.4 唐招提寺
Photo by 河内太古さん
北アメリカ原産の紫陽花の仲間です。
英名は「Hills-of-snow」こちらの方が雰囲気でてますね。
解説ページもご覧下さい。
カシワバアジサイは、アメリカ産のアジサイで、ここ数年園芸用に出回るようになりました。葉っぱの形が柏に似ていることから付いた名前です。
解説ページもご覧下さい。
「ヤマアジサイ」の八重咲き園芸種です...多分。
園芸品種はよく解りません。
解説ページもご覧下さい。
名前は「ウツギ」でも、歴とした「アジサイ属」です。
ウツギの解説と、紫陽花の解説両方に登場しますので、そちらをご覧下さい。
中国産のケイカという花だそうです。詳しくは、「河内太古の写真館」でご覧下さい。
これはユキノシタ科のアジサイとは違うようなのですが、スイカズラ科の「ヤブデマリ」や「カンボク」というのの仲間だろうと...図鑑に載ってなかったので。
解説ページもご覧下さい。
ギンバイソウ(銀梅草)
ユキノシタ科ギンバイソウ属
2003.8 奥多摩
Photo by やっさん
クサアジサイ(草紫陽花)
ユキノシタ科クサアジサイ属

Photo by やっさん
ウツギ(空木)(卯の花)
ユキノシタ科ウツギ属
2004.5 生駒市・圓證寺
ハシドイ(キンツクバネ)
モクセイ科ハシドイ属
2004.5 香芝市
リョウブ(ハタツモリ)
リョウブ科リョウブ属
2003.7 生駒市
白くて、梅の花みたいな花だから、「銀梅草」。
詳しくは解説ページをどうぞ。
これは、アジサイ属ではなくクサアジサイ属の多年草。
草の紫陽花だから、「クサアジサイ」
詳しくは解説ページをどうぞ。
名前の由来は幹が中空であることから、「空木=ウツギ」という名前が付いたのだそうです。で、「うつぎ」を「ウノハナ」とも言いますが、これは「ウツギノハナ」の省略形という説と、卯月に咲くからという説があります。
解説ページもご覧下さい
山地の斜面から沢沿いの湿ったところに自生する木ですが、ライラックの仲間で香りがよいので、公園などによく植えられています。
名前の由来は分からないそうです。
日本中の山林で見られる落葉樹です。
幹は茶褐色でなめらか、小さな梅の花のような花を穂状に付けます。
上質の木炭の材料として用いられていたそうで、幼芽は食用になります。
「リョウブ」は「令法」と書き、乾燥に強いので救荒用として「令(りょう)」によって、植樹を勧めたために付いた名との説があります。
「ハタツモリ」は古名だそうですが、由来は分かりません。
サルスベリ(百日紅)
ミソハギ科サルスベリ属
2003.7 奈良県・下つ道
ジンチョウゲ(沈丁花)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
2004.3 京都・墨染
チャイニーズ・ホーリー(ヒイラギモチ、ヒイラギモドキ)
モチノキ科モチノキ属
2003.4 生駒市
ナンテン(南天)
メギ科ナンテン属
2003.6 生駒市
クサギ(臭木)
クマツヅラ科クサギ属
2003.9 生駒郡平群町
中国原産の落葉樹です。
幹がすべすべしていて、猿でも滑り落ちるということから、「サルスベリ」ですが、漢字の「百日紅」は花の咲く時期が長いことから付いた中国名から来ています。
ところで、これは白花なので「百日『紅』」はおかしいかもしれませんね。
庭木としては、ピンク色の花の方が多いかもしれません。
中国原産の常緑低木です。
花の香りが良く早春に開花すると、かなり遠くからでも分かります。
ネコは東京で育ったのですが、東京ではこの「ジンチョウゲ」がよく庭に植えられています。
ちょうど関西の「キンモクセイ」のように。
花の名前も「沈香」と「丁字」の香りに喩えてつけられたものです。
これは真っ白な花ですが、外側が紅紫のものの方が多いようです。
中国・朝鮮半島南部が原産です。
真っ赤な実がなって、セイヨウヒイラギ同様、クリスマスの飾りとして使われます。
普通、クリスマスの飾りは「ヒイラギ」と呼んでいますが、「ヒイラギ:柊」はモチノキ科のもので、葉は似ていますが、赤い実はなりません。
節分に、鰯の頭を刺す、あれです。
本州中部以南の暖地の山林に自生しますが、普通は庭木として植えられています。
観賞用として植えられるものの他、「難を転ずる」という語呂合わせで、厄よけとして鬼門に植えたりもします。
古くから毒を消す効果があるとされ、赤飯や折り詰め料理の上に、葉がのせられたり、、箸を造ったりします。
「南天のど飴」も漢方の方から来たものです。
日本、中国、朝鮮半島、台湾に広く分布する落葉樹です。
花は白で、このピンク色のは萼です。
木全体、特に葉の腺毛という毛に臭気があることから付いた名前だとか。
実は丸くて熟すと藍色になり、染料に使われることもあるそうです。
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