Anton Pieck はオランダの画家です。
この方の作品は、シャドーボックス用のプリントとしてよく使われています。
最初にやったのは、1APという小さいサイズの、図柄もシンプルなものでした。
これは、大きい絵の一部分を取ったもののようです。
Anton Pieck の絵を使うと、シャドーボックスの色々なテクニックが習得できます。
細い窓枠を切り抜くとか、室内と屋外の奥行きの出し方とか、石畳やタイルの床の表現等々。
段々凝ったものも...。
これは、他の「Anton Peick」の作品を教えてもらいながら一人で作った作品。
教えていただいて作った作品は、直ぐにプレゼントしてしまって手元にはありません。
「Apotheek」という題の絵で、薬屋さんの店先です。
サイズは11cm×15.5cm Anton ものの
中ではちょっと変則サイズです。
「Hansel and Gretel 」
ヘンゼルとグレーテルです。
窓の格子も巧く抜けたし、岩や木の幹の感じも良く出たと、自分では満足しています。
お気に入りの作品なんですが、恐いと言われて表舞台に飾らせてもらえません。
教室で発表会をした時に、出品させていただきました。
ようやく表舞台に♪
これを出品するようにと先生にいわれた時は、嬉しかったです。
縦が21cm、横が19cm位の、これも変則サイズです。
「OUDERKERK」と言う作品。
苦心したところは、門の格子を抜くところですが、これでは見えませんね。
これは、そのうち手直ししようと思っています。
作った頃、手に入った一番深い額縁に入れているのですが、これでも浅すぎるのです。
最近、もっと深い額縁を入手したので、高さをつけるために、プリントを追加しようと買いに行ったら、メーカー切れと言われてしまって。
サイズは3APというものです。
絵によって、少しずつ大きさが違いますが、大体縦が約15cm、横が約22cmです。
これは、1APの小品ですが、建物の並びの奥行きと、窓格子が細かいので、小さい割には時間がかかった作品です。
アントンものは、細かいテクニックが要るので、作っているほうは、作り甲斐があるのですが、一方で、暗めな色合いの作品が多く、プレゼント向きのものが少ないため、手元に残っている作品が多いのです。
「Story Teller」という作品。
右上隅の蜘蛛の巣が、一番苦労したところなんですが...良く見えないですね。
サイズは、これも変形です。
縦約19cm、横約20cmの正方形に近いものです。
「The Entrance of the Park」という作品です。サイズは3AP。
取りかかってから完成までに、1年以上かかりました。
何でそんなに時間がかかったのか?
その答えは、この額縁です。
普通の額縁は、深さが大体3cm前後ですが、これは何と深さが6cmもあるのです。
だから、すごく立体感が出る...その分切るプリントの枚数も増えますし、どう切るかも難しくなります。
何かの都合で中断してしまうと、再開するのにすごくエネルギーを要するのです。
海外旅行やパソコンのトラブルなどで、何回か中断してしまいました。
その度に、何をどう考えて切っていたのかを思い出すのに、まるで最初から切るみたいに時間がかかりました。
これと同じ額縁をもう一つ持っているのですが、当分やりたくないです...喉元をはーるかに過ぎるまでは、やらないと思います。