2012年に卒業制作として作り始めたモールドを使ったランプは、未完成のまま年を越しました。
理由は色々あるんですが...2013年になって、ようやくパーツのテープ巻きを始めるところにたどり着きました。
ところが、途中でもうやれないことになったのかと思って中断していたデータベースの仕事を、急遽完成させることに。
で、またしても作業は遅れ...。
ようやくすべてのテープ巻きが終わって、「点付け」というパーツの
交点をハンダ付けするところまでたどり着いたのが4月6日。
こんな感じです。
テープ巻きで一番苦労したのが裾の部分。
テープ巻きは裾の部分からやって、ズレは上の方で調節するように
と言われたので、裾から始めましたが、寸法を測って枚数で割って、
ガラスのパーツを切ったのですが、やっぱり微妙に違う!
それでも裾を綺麗に揃えないと...上から吊すランプなので、
裾が一番目立ちますから。
作業台の上に直に置いて始めましたが、屈んで裾の部分を
合わせていくのはかなりしんどいのです。
そこで、ランプ自体を少し高くしようと、使ってない鉢カバーなどで
臨時の台を作り、そこに載せて作業しました。
やっている内に、図案を描いてモールドに貼り付けていた和紙が、
破れ始めて両面テープで図案を貼ると、浮き上がってしまうという
状態になり、破れかけた部分は剥がし取ってしまうことにしました。
これが後で災いするとは...。

この状態でモールドを外すのだと思って教室に持っていったところ、
表面のハンダを仕上げてから外すと言われました。
その日はハンダが仕上がらず、翌週仕上げて持っていったところ、
モールドが外れないという事態に!!
普通、モールドに印刷された市販の図案で作る場合は、モールドに
ラップを巻いてやるのだそうですが、私のはオリジナルの図案でモールドに貼った和紙に描いているので、その上からラップを巻くことは
無理です。何とか外れましたが、テープも一部剥がれてきてまして、
補修にかなりの手間が掛かりました。
苦心惨憺、何とか仕上がってダイニングテーブルの上に
取り付けたところです。

図案は、以前にスコットランドに旅行した際に行った、
ペイズリーという街の博物館で買って来たカタログに載っていた
ペイズリー模様をアレンジして組み合わせたものです。
「ペイズリー博物館」って地図にあったので、ペイズリー模様の
博物館だと思って訪ねたところ、普通に街の博物館でした。
ペイズリーで発掘された恐竜の骨とか、石器とかの展示があり、
その一部にペイズリー模様についてのコーナーがあって、
日本でペイズリー模様の展示会が行われた時の出品作なんてのも
飾ってありました。
模様のガラスは、教室に有ったものの中から選びましたが、
バックのガラスは気に入った物が無く、問屋さんまで見に行って
選んだものです。
同じ乳白色のやや透けるガラスなのですが、透明度が場所によって
かなり違っていて、それが良い雰囲気でもあるのですが、厚さに
ムラがあって、カットもテープ巻きもやりにくかったです。
  灯りをつけたところです。 
ちなみに、電球ではなくLED球を付けました。
写真よりは、もっと青っぽく見えます。
それまで使っていた、工務店さんから借りた蛍光灯より
落ち着きます...って、当たり前ですが。

さて、教室は卒業?
いえ、閉鎖したはずの教室、先生の健康状態が回復して
現在も規模を縮小した状態で続いているのです。

今年の11月には、再び作品展も開く予定になってます。
でも、これを出品するという訳にはいきません。
出品したら、作品展の間中ダイニングテーブルが真っ暗!!(^_^;)

  作品展の間中ダイニングテーブルが真っ暗!!(^_^;)
とはならないことが判明しました。
ランプの傘だけ出品すれば良いとのことで、ダイニングテーブルは
「真っ暗」ではなくて、「裸電球状態」で済みました。(笑)
作品展では、貸していただいた台に飾りました。
こういう風にスタンドで使うのも、良いものですねぇ...
我が家では、孫たちがもうちょっと大きくなるまで無理ですが。
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