弥勒石は、真神原の西を流れる飛鳥川の右岸に位置する石柱状の巨石です。別に仏面様のものが彫られている訳ではありませんが、わずかに目と口と思われる部分が細工されています。
高さ2m、幅1m、奥行き下部で80cm。頭(?)の部分は径50cmに作られています。
この場所は、大和国30条3里36坪にあたるそうで、その標石に転用されているそうです。
弥勒石を拝むと下半身の病気が治ると言われているそうで、今も、地元や周辺の人々の信仰を集めています。覆屋には奉納された草鞋が沢山ぶら下がっています。
|
ミロクさん、全身です。 | |
目と口と言っても窪みのみです。至ってシンプルなお顔です。 |
|
参考:彌勒石の立看板
資料館冊子「あすかの石造物」