京極シリーズ

厚かましくも、京極堂シリーズを絵にしてみました。

【姑獲鳥の夏】

シリーズ第1作目です。
「魍魎の匣」を描こうと思いつつ、
描いていたのは「姑獲鳥」でした。

――私の呪いを解いてください。――

 二十箇月身籠ったままの妊婦と、
密室から失踪したその夫。
赤ん坊が消える産院。

「この世には不思議なことなど何もないのだよ。」

文士の関口、探偵の榎木津
刑事の木場を巻き込んだ事件から
京極堂は憑物を落とせるのか?

Photoshopで初めて描いた絵です。
色々とフィルタを使ったり、
透明にしたりして遊んでます。

「イメージが違う!」
とお怒りの方、すみません。
私のイメージはこんなのです。

魍魎の匣

シリーズの中では一番好きな話です。
登場人物のブツ切れ具合が
非常に好みです。
一緒に彼岸へ行ってしまいそう‥‥。

――匣の中には綺麗な娘が
ぴつたり入つてゐた。――

 一人の美少女を巡る、殺人未遂と消失。
箱詰めの少女の四肢、謎の御筥様。
そして、
動き出した巨大な箱。

新進の幻想作家、
元女優、天才科学者、
彼等に憑いた魍魎とは?

しかし、私の絵と云うのは、
空間恐怖の様に詰め詰め。
いや、この場合、
「みつしりと充實させる。」
と、言うべきなのでしょうか?(笑)
おまけに、陽子さんの着物が
「羽化したばかりの蝶」ではなく、
「羽化したばかりの蝉」の色に
なってしまいました。。


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