★主な歴代斎宮★
〜伝説時代から祥子内親王まで〜

幻の宮・伊勢斎宮は大伯皇女以前までの伝説の時代があり、
飛鳥時代の大伯皇女から南北朝時代の祥子内親王まで約660年もの歴史がある。
平安時代以降は50人を越える内親王(斎宮)が伊勢入りしているが、
ここでは有名な人だけ取り上げる。(鎌倉時代にも数人いる)

時代斎宮天皇在任期間特記
伝説時代豊鍬入姫命崇神・垂仁詳細不明 天照大神を倭の笠縫巴に祭る
倭姫命垂仁・景行天照大神、伊勢に鎮座
五百野皇女景行このころヤマトタケルの活躍がある
稚足姫皇女
(拷幡皇女)
雄略武彦との関係を噂され自殺
荳角皇女継体
磐隈皇女欽明茨城皇子との関係で解任
菟道皇女敏達池辺皇子との関係で解任
酢香手姫皇女用明〜推古3代に渡って仕える
飛鳥時代大伯皇女天武673〜686初代斎宮
当耆皇女文武698〜701
泉皇女文武701〜706
田形皇女文武〜元明706〜?在任中に他の皇女が参宮
(斎宮として?)している記録がある
奈良時代久勢女王元正女帝のときの斎宮らしい
井上内親王元正〜聖武721〜?他戸親王と共に陥れられ自殺
酒人内親王光仁772〜?井上内親王の子
平安時代朝原内親王桓武782〜798酒人内親王の子
親子三代で斎宮
括子内親王清和859〜876在原業平との関係で有名
雅子内親王朱雀931〜935歌詠みの名手・藤原敦忠との関係
徽子内親王朱雀936〜945斎宮女御(三十六歌仙の1人)
子と共に再び斎宮へ
六条御息所のモデルといわれている
規子内親王円融975〜984徽子内親王の子
当子内親王三条1012〜1016『栄華物語』に悲恋が記されている
南北朝時代祥子内親王後醍醐1333〜?最後の斎宮

〜参考文献〜
・『日本書紀』
・斎宮歴史博物館 総合案内改訂新版
・『斎王ロマン 都わすれの詩』文:谷口布由緒 画:里中満智子 明和町

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更新日:2002,12,4